株で10億円[音楽]元宿町期投資に必要な知識を説明しています。概要欄にホームページのリンクを貼っていますので、ホームページでは話した内容を文字で確認しながら動画をご視聴いただけます。それでは授業を始めます。

授業の前に1つ留意点です。説明の中で例として実際の株式チャートやテクニカル指標を使って説明しています。過去に使った例をそのまま使っているので、数年前のチャートやテクニカル指標ですが、考え方は今でも変わりません。安心して説明を聞いてください。

ローソク足の基本的な組み合わせ

ローソク足の組み合わせについて説明します。日本以上のローソク足を組み合わせた場合についてです。ローソク足を組み合わせると難しく思うかもしれませんが、合体させて1本のローソク足として考えるだけです。具体的な例で説明します。

このように陰線と陽線が並んでいるとします。前日の陰線の実体を次の日の陽線の実体が全部覆っている場合です。これは子供を抱いているように見えるので「抱き線」、または包み込んでいるように見えるので「包み線」とも言います。この例では陰線陽線の組み合わせなので「陰陽の抱き線」とも言われます。

他にも「陰陰の抱き線」、「陽陰の抱き線」、「陽陽の抱き線」もありますが、基本的な説明だけにするので、陰陽の抱き線と陽陰の抱き線だけ説明します。

陰陽の抱き線と陽陰の抱き線

2本以上のローソク足を合体させて1本のローソク足で考えると言いましたが、この場合は昨日の陰線と今日の陽線の2日で1本のローソク足と考えます。要は昨日と今日の2日で1本のローソク足を考えるので、2日足を考えるのと同じです。

陰陽の抱き線の場合、陰線の始値と陽線の終値、2日の高値と安値でローソク足を考えてみると、下髭の長い「陽の駒」のようになります。下髭の長い陽の駒なので、下降トレンドで株価が下がって陰陽の抱き線が出ると、トレンド転換して上昇トレンドになる可能性があります。

陽陰の抱き線も同じように考えて、陽線の始値と陰線の終値、2日の高値と安値でローソク足を考えると、上髭の長い「陰の駒」になります。上昇トレンドで株価が上がって陽陰の抱き線が出ると、トレンド転換して下降トレンドになる可能性があります。

ローソク足の他の組み合わせ

打線以外の組み合わせも説明します。今度も陰線と陽線の組み合わせですが、先ほどとは少し違います。先ほどは後ろのローソク足の実体の方が長かったですが、今度は前のローソク足の実体の方が長い状態で、前日の陰線の実体の中に次の日の陽線の実体が入っている状態です。

これは母親のお腹の中に子供が入っているように見えるから「孕み線」と言います。これは陰線陽線の組み合わせなので「陰陽の孕み線」です。他にも「陰陰の孕み線」、「陽陰の孕み線」、「陽陽の孕み線」もありますが、今説明するのは陰陽孕み線と陽陰孕み線だけにしておきます。

孕み線も2本を1本のローソク足として考えるので、陰線の始値と陽線の終値、2日の高値と安値で1本のローソク足を考えると、下髭の長い「陰の駒」になります。下髭の長い陰の駒なので、陰陽の抱き線と同じように底値圏で出るとトレンド転換になりやすいです。

差し込み線と被せ線

もう1つローソク足の組み合わせを説明します。今までと同じように陰線と陽線が並んでいますが、今度は抱き線でも孕み線でもありません。抱き線や孕み線はどちらかの実体が長くて覆っていましたが、今度のは同じぐらいで覆われてもいません。

これは「差し込み線」と言って、陽線の始値が前日終値より下で始まって、陽線の終値が前日の陰線の実体の半分より上で終わった場合の組み合わせです。考え方は他の組み合わせと同じで、陰線の始値と陽線の終値、2日間の高値と安値で1本のローソク足を考えると、下髭の長い「陰の駒」になるので、底値で出るとトレンド転換になりやすいです。

次も同じような感じですが、陽線の上から陰線が被っている状態で「被せ線」と言います。先ほどの反対で前日終値より上で始まって、陰線の終値が前日の陽線の実体の半分より下で終わった場合の組み合わせです。

トレンド転換の例

これらのローソク足の組み合わせがトレンド転換になった例を見てみましょう。6264丸前の2020年1月から6月上旬の日足チャートです。下降トレンドで株価が下げた後、陰陽の抱き線が出て下げ止まっています。陰陽の抱き線は下髭の長い陽の駒と同じなので、投資家心理としてはこれ以上株価を下げるべきか迷いが生じたのでしょう。その後、陰陽の孕み線が出て上昇に転じています。

7550全勝ホールディングスの2020年1月から6月上旬の日足チャートです。トレンドで大きく下げた後に陰陽の抱き線が出て一時上昇しています。実体が大きな陽線なので大陽線でもあります。一時上昇するもまた下落に転じて差し込み線が出て底打って上昇に転じました。

3141ウエルシアホールディングスの2020年1月から6月上旬の日足チャートです。じわりじわりと下げた後に横ばいが続いていたけれど、もう1回下げて大きめの陽線で陰陽の抱き線が出て上昇トレンドに変わっています。その後は上下しながら上昇していますが、陰陽の抱き線や陰陽の孕み線で下げ止まりながら上下しており、小さなトレンドでも抱き線や孕み線でトレンド転換しているのが分かります。

基本的なローソク足の組み合わせ

今回説明したローソク足の組み合わせはほんの一部で、基本的なことだけです。投資に必要なローソク足の組み合わせはこれだけでも大丈夫ですが、もっと詳しく勉強したければ「逆引き法」と調べてみてください。

関連する質問と回答

1. ローソク足の組み合わせがトレンド転換を示す理由は何ですか?

ローソク足の組み合わせがトレンド転換を示す理由は、投資家の心理状態を反映しているからです。例えば、陰陽の抱き線が出た場合、これは市場が一時的に下げ止まり、次の日には上昇の兆しが見えることを示しています。これにより、投資家は市場の方向性に対する信頼を持ち、トレンドが転換する可能性が高まります。

2. 投資初心者がローソク足の組み合わせを学ぶ上での最初のステップは何ですか?

投資初心者がローソク足の組み合わせを学ぶ上での最初のステップは、基本的なローソク足の形状とその意味を理解することです。次に、陰陽の抱き線や孕み線などの基本的な組み合わせを学び、それが示す市場の動向を理解することが重要です。実際のチャートを見て、学んだ知識を実践に応用することも大切です。

3. ローソク足の組み合わせはどの程度の信頼性がありますか?

ローソク足の組み合わせの信頼性は、他のテクニカル指標や市場の状況と組み合わせて使用することで高まります。一つの組み合わせだけで市場の動向を判断するのはリスクが高いため、他の分析方法と併用することが推奨されます。

4. どのような場面でローソク足の組み合わせを使用するべきですか?

ローソク足の組み合わせは、トレンドの転換点を見極めるために使用するべきです。例えば、下降トレンドが続いている中で陰陽の抱き線が出現した場合、その後の上昇トレンドへの転換を期待してエントリーすることが考えられます。

5. ローソク足の組み合わせを使った投資戦略を教えてください。

ローソク足の組み合わせを使った投資戦略としては、例えば陰陽の抱き線が出現した時点でのエントリーがあります。これにより、トレンド転換の初期段階で投資を開始し、大きな利益を狙うことができます。また、他のテクニカル指標と併用することで、より精度の高い投資判断が可能となります。

Previous post 【2024年版】成長株投資の銘柄分析: 株式投資の最新トレンドを徹底解説!
Next post 【株式投資テクニカル分析】移動平均線の使い方と戦略