株で10億円[音楽]元宿町期投資に必要な知識をお伝えします。概要欄にホームページのリンクを貼っていますので、ホームページでは話した内容を文字で確認しながら動画をご視聴いただけます。それでは授業を始めます。
授業の前に1つ留意点です。説明の中で例として実際の株式チャートやテクニカル指標を使って説明しています。過去に使った例をそのまま使っているので数年前のチャートやテクニカル指標ですが、考え方は今でも変わりませんので安心して説明を聞いてください。
目次移動平均線についての基本知識
移動平均線は株式投資において非常に重要なテクニカル指標です。移動平均線がトレンドを示したり、抵抗線や支持線になったりすることは、既に多くの動画や資料で説明されています。しかし、移動平均線の動きを事前に予測できるとしたら、さらに便利だと思いませんか？
実は、ある程度の予測は可能です。例えば、移動平均線が上向くか下向くか、いつトレンドが変わるかを事前に把握できれば、先回りして売買することができます。もちろん、絶対に分かるとは言い切れませんが、正確には大体の予測が可能です。
移動平均線の具体的な計算方法
移動平均線の計算方法を具体的に見てみましょう。例えば、4月5日の終値が250円だとします。この場合、4月1日から4月5日までの5日間の平均値は250円です。正確な平均値は4月8日の終値が確定しないと分かりませんが、大体の値は予測できます。
平均は5日間の合計を5で割ったものなので、5日間の合計が大きいほど平均値も大きくなります。4月5日の平均は4月1日から4月5日までの合計で、4月8日の平均は4月2日から4月8日までの合計です。このように、過去の日付の終値と比較することで移動平均線の動きを予測することが可能です。
移動平均線の向きを予測する方法
具体的な方法として、4月1日の終値が240円だとします。4月8日の終値が240円以上であれば、移動平均線は上向きになります。逆に、240円以下であれば下向き、同じぐらいであれば横向きになります。
このように、過去の終値と比較することで、移動平均線の向きを予測することができます。例えば、4月5日の終値が256円であれば、4月8日の終値が大きく下落して240円以下になる可能性は低いと考えられます。
5日移動平均線の具体的な例
実際の株価チャートを見てみましょう。2020年1月下旬から6月下旬の日経225の日足チャートを例にとります。ピンクの線が5日移動平均線、薄いオレンジが25日移動平均線、グリーンが75日移動平均線、濃いオレンジが200日移動平均線です。
直近の5日移動平均線を見てみると、下落していた移動平均線が最終日に上向いています。最終日を含めずに5日遡ると200日線で跳ね返っている下ひげつけた陽線です。この日の終値より株価が上で終われば5日線は上向き、下で終われば下向きとなります。
25日移動平均線の予測方法
次に、25日移動平均線が上向き始めた頃に戻ってみてみましょう。上向き始める前の横ばいが確認できる陽線の25日前に戻ると、その陰線が確認できます。終値が同じぐらいになっているので移動平均線は横ばいです。その後の株価が下がっていることを考えると、現在の株価水準で推移すれば25日線は上昇することが予測されます。
75日移動平均線の動向を予測する方法
75日移動平均線も同様に予測できます。例えば、75日前の陰線の終値が2万1000円を少し超えたところであれば、現在の株価がその水準で推移するなら移動平均線は上昇の可能性が高いです。75日前に数日間2万1000円前後で上下している状況を考慮すると、今の水準なら75日線は数日で急上昇する可能性が高いことが分かります。
移動平均線の予測が投資に与える影響
移動平均線の方向が事前に予測できると、投資のチャンスを早めに捉えることができます。例えば、上記で説明したように、株価の終値が過去の特定の日付の終値より上であれば移動平均線は上向きになります。これを利用して、将来の株価動向を予測し、適切なタイミングで売買を行うことが可能となります。
移動平均線の活用方法を学ぶためのリソース
今回の授業内容を一度で理解するのは難しいかもしれませんが、何度も見て理解を深めてください。話した内容を文字で確認したい場合は、概要欄のリンクからホームページで確認してください。ホームページには用語集も設けていますので、これを活用していただければと思います。
株式投資の参考になる動画や資料
ホームページでは株式投資の参考になる動画を紹介しています。株式投資の良さや銘柄分析の良さを紹介して、皆さんが良い銘柄に出会える手助けをしたいと思っています。初心者から上級者まで、幅広い投資家のためのリソースが揃っていますので、ぜひ参考にしてください。
関連する質問と回答
移動平均線とは何ですか？
移動平均線は、一定期間の株価の平均を線で表したもので、株価のトレンドを視覚的に捉えるための指標です。
移動平均線の種類は何がありますか？
主な移動平均線には、5日移動平均線、25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線があります。それぞれ異なる期間の平均を取るため、異なるトレンドを示します。
移動平均線がトレンドを示す理由は何ですか？
移動平均線は、過去の株価データを平滑化することで、短期的な価格変動を排除し、長期的なトレンドを明確にします。これにより、株価が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかを視覚的に捉えることができます。
移動平均線を使った売買のタイミングの見極め方は？
移動平均線が上向きに転じたときや、株価が移動平均線を上回ったときが買いのタイミングとされます。逆に、移動平均線が下向きに転じたときや、株価が移動平均線を下回ったときが売りのタイミングとされます。
移動平均線の限界や注意点は何ですか？
移動平均線は過去のデータに基づくため、未来の株価を完全に予測することはできません。また、短期的な価格変動を無視するため、タイミングの遅れが生じる可能性があります。したがって、他のテクニカル指標と併用することが推奨されます。
この記事が皆さんの株式投資の参考になれば幸いです。
